たるみ毛穴とは加齢などで肌がたるむことで起こる肌トラブルで、円状だった毛穴が細長くなってしまったものです。毛穴がたるんで穴が長く大きくなってしまい、毛穴同士が繋がって1つの毛穴を構成しているように見えます。

当たり前ですが、毛穴そのものが大きくなってしまっているのでファンデーションや下地は毛穴に落ちやすくなります。毛穴に落ちるということは、思っているように肌に化粧品が乗らないということです。そうなるとベースメイクにムラができてしまい、均一な肌を表現するのが難しくなります。ムラをカバーしてベースメイクを厚めにするとくずれやすくなり、結果として化粧の完成度が非常に低くなるのです。

さらに皮脂や汚れも毛穴に溜まりやすくなります。毛穴に皮脂や汚れがたまると、黒ずみやニキビを生み出してしまうので肌トラブルにもつながります。

また、最初に毛穴が大きく見えると説明しましたが、大きな毛穴があるということは普段は見えていなかった毛穴の一つひとつが見えるようになってしまいます。

このようにたるみ毛穴がもたらすデメリットは数多くあります。

しかし、たるみ毛穴自体は加齢とともに起こる現象であり、そこまで珍しくはありません。しわができたと思ったらたるみ毛穴だったということもよくあることなのです。

だからこそ、早い段階からたるみ毛穴に対する対処法を知って、実践することが大切なのです。まだ若いから安心ということはありません。たるみ毛穴は想像以上に見た目が悪くなってしまいます。そうならないためにも、早めの段階からたるみ毛穴予防を行いましょう。

しわが気になるという方は、肌の糖化が原因かも知れません。糖化とは、糖質の取りすぎによって起こる現象です。糖化と同じ現象にホットケーキの焦げ付きがあります。ホットケーキを作っていると、次第にこんがりと焼けて褐色になっていきます。なぜあのような色になるのかというと、ホットケーキに含まれる砂糖がタンパク質と結びついているからなのです。

つまり、砂糖とタンパク質があれば同じ現象が人間の体内でも起こるのです。これが起こるとAGEという老化促進物質を体内で生み出します。AGEによって私たちの体は老化が進み、しわやシミが生まれてしまうのです。

さらに、糖化はコラーゲン繊維を破壊することもわかっています。肌にとって必須のコラーゲンがなくなってしまうと、肌は弾力を失ってしまいます。

肌だけでも糖化によって起こるトラブルは多いのですが、それだけではありません。例えば髪の毛です。タンパク質が糖化することで髪のハリやツヤがなくなります。

他にも血管や内臓、アルツハイマー病と関連があるなど糖化によって影響が出る箇所は非常に多いです。糖化を防ぐためには糖質のとりすぎを防ぐことが大切ですが、糖質を全くとらないということはできません。食後の1時間はAGEができやすいタイミングであり、その時点の血糖値が高い人は要注意です。

ご飯の量を少し減らしたり、ジュースを飲むところを水に変えたりといった工夫を行いましょう。これだけでもAGEの生成量は大きく変わっていきます。

また、運動をしていればある程度血糖値をコントロールできるので問題ないのですが、運動をしておらずたくさん食べてしまうという人は注意しましょう。ご飯を多く食べるという人は、野菜や肉を食べるようにしてください。食事の総量ではなく食べる内容を変えるのも効果的です。

私たちの体は加齢によって日々変化していきます。これはどうすることもできないのですが、日頃の生活を見直すことで防げることもあります。肌の変化を感じるようになる前に適切なスキンケアを行い、食事や運動などの生活習慣を整えるよう意識しましょう。

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