そもそも最も代表的なプロテオグリカンとは、タンパク質にコンドロイチン硫酸がつながったものです。コンドロイチン硫酸は糖の塊（糖鎖）で、プロテオグリカンを構成する成分といえるものです。

つまり、タンパク質に糖鎖がつながったものはプロテオグリカンとなるのですが、どの糖鎖が繋がるかによって種類が分かれるのです。そう考えると糖鎖の種類が非常に多いので、プロテオグリカンの種類も無数にありそうですがそんなことはありません。

なぜなら、すべての糖鎖がプロテオグリカンを構成できるわけではなく、むしろ限られた種類でしか構成できないからです。だからこそ、わずかな食材にしかプロテオグリカンは含まれていませんし、すべての化粧品に含まれているわけではないのです。

どのような種類があるのかについて確認していきましょう。

軟骨組織には巨大なプロテオグリカンが存在し、これをアグリカンと呼びます。他には基底膜に存在するパールカン、真皮層にヴァーシカン、小型のプロテオグリカンであるデコリンなど20種類ほど存在します。

また、タンパク質にもいくつかの種類があります。プロテオグリカンは特定の分子構造を持たないため、このように数多くのプロテオグリカンが生まれているのです。

プロテオグリカンと聞くとスキンケアに効果のある成分と思いがちですが、私たちの体のいたるところにいろんな種類のプロテオグリカンが存在しているのです。その中の1つに肌に存在するプロテオグリカンがあるというわけです。

もちろん、プロテオグリカンの構造が異なれば効果も違います。しかし、一般的に化粧品に含まれるプロテオグリカンは、化粧品としての働きを期待して配合されているものなので、構造の違いまで細かく確認する必要はありません。

美容液や化粧水などを顔につける際、ハンドケアもお試しください。手で顔をほぐす際に、より効果が出るやり方を知っておくことは大切です。健やかな肌を実現するために、より効果的なハンドケアを実践しましょう。

一番大切なポイントは、部位ごとにハンドケアの方法を変えることです。顔全体を同じようにほぐしている方も多いかもしれませんが、顔の皮膚は部位ごとに特徴があります。その特徴を理解して適したハンドケアを行わないと、肌荒れやしわの原因となってしまいます。一連の流れについて紹介をしていくので、この順番でハンドケアを行ってください。

まずは頬ですが、指全体を使って持ち上げるようにほぐしてください。このとき、円を描くようにするのがポイントです。

また、ハンドケアをやりすぎてはいけません。感覚で行っていると、同じ箇所ばかりやりすぎてしまうので回数を定めておきましょう。頬であれば8回ほど行うのがおすすめです。

次に口角は中指と薬指を使って引き上げるようにしてください。これによって顔全体が引き締まります。口角が下がってしまいがちな方は多いので、より念入りに行いましょう。4回ほど行ってください。

鼻回りはわきを引き上げるようにしてケアしましょう。全体を通していえることですが、重力に逆らうように引き上げることを意識してケアをするのが大切です。ここも4回ほど行いましょう。

額も同様に引き上げるようにしてケアをします。指全体を使って大きく円を描きましょう。2回くらい行えばOKです。

しわができがちな目の周りは、中指と薬指を使って優しく円を描くようにケアをしましょう。過度にやりすぎると余計なしわが生まれてしまいますので、1回だけで十分です。

最後にこめかみを押すという流れを1セットとして6回繰り返せば完了です。ゆっくりとほぐすように行うことを意識してください。

プロテオグリカンは構造が複雑な成分です。同じプロテオグリカンでも役割が違うといったことがよくあるので、すべてのプロテオグリカンが肌に対して効果的とは考えない方がよいでしょう。

しかし、美容液をはじめ化粧品に含まれているプロテオグリカンに関しては、スキンケア効果が期待されるものなので、心配する必要はありません。普段のケアにプロテオグリカン配合のスキンケアアイテムを取り入れて、健やかな肌を維持しましょう。

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