フラーレンは炭素で構成されている

まず、フラーレンを構成しているのは炭素です。炭素は身近な元素であり、様々な形でこの世に存在しています。タンパク質やアミノ酸、脂肪などにも炭素が含まれており、私たちの体を構成する基本的な元素となっているのです。炭素だけで構成されている物質に、ダイヤモンドがあります。また、グラファイトも炭素のみで作られています。

ダイヤモンドとグラファイトの性能の違いが着目された

ダイヤモンドとグラファイトの性能の違いについて、「同じ炭素から生まれた2つの性能が異なるのはなぜ？」という点が着目されました。その理由は炭素原子の並び方でした。炭素原子がどのように並ぶかで物質の性能は大きく変わります。

この考えから生まれたのがフラーレンです。フラーレンは炭素同素体であり、ダイヤモンドやグラファイトとは炭素の結びつき方が違うだけなのです。

フラーレンは比較的最近、化粧品原料に応用されるようになった

フラーレンは1985年に宇宙空間を漂う星間物質の研究によって発見され、数多くの国で研究が進みました。そして自然界に存在することが明らかになります。

また、活性炭素やフリーラジカルから電子を奪って無害化する効果が明らかとなり、化粧品原料へと応用されるようになりました。これができるようになったのは、つい最近のことです。

このように、フラーレンはすぐに化粧品原料として注目されたわけでなく、使われるようになるまでには長い年月がかかりました。

明るい肌になりたいときはプラセンタエキスやアルブチン

明るい肌になりたい場合は、プラセンタエキスやアルブチンと組み合わせるのがおすすめです。フラーレンには抗酸化作用があり、これによって肌の成分が酸化して黒ずむのを防ぎます。胎盤の栄養素を豊富に含むプラセンタエキスやアルブチンをフラーレンと組み合わせることで、さらに酸化予防効果を高めることが可能です。

エイジングケアにはビタミンC誘導体やアスタキサンチン

これらの成分には抗酸化作用があります。フラーレンにも抗酸化作用があるので、デイリーケアはもちろんエイジングケアにもおすすめです。

乾燥を防ぐならコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸

乾燥を防ぎたい場合は、保湿効果のあるコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸との組み合わせがおすすめです。肌をしっかりと保湿でき、乾燥から守ることができます。

また、保湿効果を高める目的ならブロテオグリカンとの組み合わせもおすすめです。他にはコエンザイムQ10も組み合わせとしておすすめです。

以上のように、フラーレンは様々な成分と相性が良い成分です。フラーレン化粧品を購入する際は、フラーレンと相性の良い成分のプロテオグリカンなど含まれているかなど、フラーレン以外の成分が配合されているかもチェックするようにしましょう。